大核無:おおたねなし
来歴:「平核無」の1樹変異
諸特性は「平核無」に似ているが、果実の大きさが頗る大きい不完全渋柿。樹姿は開張性。樹は大きく、樹勢は強く、枝梢は太く屈曲性を有し、特に徒長枝や1年生苗木では屈曲性が強く現われる。葉身は長楕円形極めて大きく、葉身は厚く、葉柄は太く、葉身の着生は横向きである。花は「平核無」と同様雌花のみで、雄花、完全花は着生しない。果実の形、果皮の着色等外観は「平核無」と殆ど同じであるが、果実の大きさが平均260~360gと頗る大きく、成熟期は和歌山県那賀郡那賀町において10月下旬で「平核無」と同時期。
「種苗法登録果樹品種一覧」より